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レジリエンス力を職場で発揮するには

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今年度に入り、メンタルヘルスケア研修において「レジリエンス(逆境や困難を乗り越えるしなやかな力)」というキーワードをご希望される企業様が増えてきました。私自身もこの「レジリエンス」に関わる6つの要素とにらめっこしながら、「どう表現すれば伝わるのか」と改めて考え、

内容のアップデートに取り組んでいます。

そんな中でふと感じたのは、私が初めて「レジリエンス」という言葉に出会った頃よりも、「逆境」や「困難」という言葉が、今の私たちの生活により身近になっているということです。


例えば、異常な暑さ、降れば豪雨、頻発する大きな地震……地域を問わず自然災害と隣り合わせの生活が続いています。その影響で食料が手に入りにくくなったり、物価が上昇したりと、暮らしそのものが不安定になっています。


変化の激しい、何が起こるかわからない時代だからこそ、職場は「自分を受け入れてくれる場所」「何があっても戻ってこられる安全基地」であることが、働く人のレジリエンス力を高め、従業員エンゲージメントにもつながると考えました。


具体的には、突発的な事態にも、一人ひとりが臨機応変に判断し行動できるように、日頃から判断と行動を称えて労い、個人間・部署間で起こる互いの違いを否定・批判、もしくは、スルーせずに、出し合い、歩み寄ることで、「自分らしくいられる安全で信頼できる関係性」を養っていくことが、個人と組織のレジリエンスを高めることにつながります。

そして判断の軸として「組織の理念」を自分事に腹落ちできることが重要だと考えます。


どんなに個々人のレジリエンス力が高くても、相互理解や寛容性のない職場では、その力を十分に発揮することはできません。

だからこそ、私たちは「個人のしなやかさ」と「組織のあたたかさ」の両方を育てていく必要があります。


一人ひとりが強く優しくありながら、安心してその力を出せる場がある――そんな職場を、これから一緒に考えていきませんか。

今泉 亜希
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